[カロスダブル] リザバナX

ジャパンカップ2014で使用して、惜しくも37位に敗れました。
その他、ファミ通チャレンジ11位、第3回福井オフ予選8-0決勝1落ちベスト8など。

アジアカップでメガバナスタンが結果を出したあと、いろいろな形を模索していましたが、結局元のスタンダートパーティーが1番強かったような気もしますw
ジャパンカップではこちらのほうがレートが高かったですが、スタンのほうが勝率も高く、対戦数も余りまくっていました。

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
リザードン フレアドライブ ドラゴンクロー 瓦割り 守る リザードナイトX 猛火→硬い爪
フシギバナ ギガドレイン ヘドロ爆弾 眠り粉 光合成 フシギバナイト 葉緑素→厚い脂肪
ボーマンダ 流星群 竜の波動 大文字 ストーンエッジ 拘りスカーフ 威嚇
ギルガルド シャドーボール ラスターカノン 身代わり キングシールド 食べ残し バトルスイッチ
ロトム 10万ボルト ハイドロポンプ 鬼火 守る オボンの実 浮遊
ドサイドン 岩雪崩 地震 ドリルライナー 守る 弱点保険 ハードロック


個別解説


メガリザードンX
175-188-132-x-106-141

最強の奇襲。パーティーフシギバナを同居させることによってリザードンYと思い込ませます。
リザYバナ→メガバナ→メガリザXの二重トラップは中々面白かったです。
相手にボーマンダがいなければかなり暴れまわれます。進化前と弱点が変わるので、メガシンカターンに大きなアドバンテージを稼ぐことが可能。
相手にプテラガブリアスがいると、岩雪崩で縛っているように見えるので、リザードンを放置されやすいです。
ただし、せっかくフリーで動けるにも関わらず岩雪崩を受けてしまいやすいため怯むことも多く格好悪い面が何度か見られましたw

火力に関しては、特性のおかげでドラゴンクローで殆どのガブリアスを1発、フレアドライブで鉢巻ファイアローブレイブバード耐えまで振ったサーナイトを高乱数で落としたりとイケメンでした。
瓦割りに関しても、対バンギや、反動を受けたくないときにガルーラやキザンを殴るために役立ちました。
メガバンギに対しても赤まで削るくらいの威力があるので、横の軽い攻撃との集中で何もさせずに落とすことも多く、1ターン目で勝負を半分決めたりとかできました。

配分は、まずSですがぶっぱしたところでガルーラと同速で怪しく、サザンドラもスカーフの可能性や、他のドラゴンタイプ意識でハバンの実を持っていることも多く、抜かしたところで安定しないので最速ドーブル+2に抑えました。
使っていると、フレアドライブの反動で勝手にモリモリ削れてしまうため、Hを16n-1であり、補正ガルーラの親子愛捨て身タックルを耐えられる175まで振り、残りをAに回して前述のフレアドライブで大体の眼鏡サーナイトを倒せるあたりまで伸ばしました。




メガフシギバナ
187-x-147-143-157-126

基本は前のメガバナスタンと同じです。ただ、ここ最近キリキザンや眼鏡サーナイトを多く見るため、それに合わせてSを上げました。
準速キリキザンは122であり、眼鏡サーナイトも、耐久面に努力値を割かないとファイアローや、鉢巻ガブなどの物理攻撃で簡単に死んでしまうため、殆どが110台、どんなに速くても最速バンギ抜きまでしか振れないだろうということで126に設定。
これで、大抵のロトムも抜けるため、眼鏡ヒートロトムにオーバーヒートを撃たれて大きく削られてしまった場合も次のターンに先に光合成で回復できるので、余裕が生まれました。
そのほか、素早さを甘えたギャラドスサザンドラ、サンダー、ガルーラなどよくわからない相手に先制できることも多かったので、多少の耐久を犠牲にしてでもSを上げたのは大正解だったと思います。
ジャパンカップでは結構メガフシギバナも見ましたが、全て先に動けました。
この素早さを指摘してくれた大正義ユラ監督に感謝です。



ボーマンダ
175-139-112-176-101-138

失敗作。
相手にキリキザンがいても強気に初手に持っていくため耐久を高めました。
そのほか、威嚇を撒くために交代で出す機会が多く、物理攻撃を受けやすいので耐久を高くしておけば何かと役に立つだろうと思っていました。
火力に関しては、大文字で少し耐久に振ったメガルカリオでも確定で落とすためや、ギルガルド相手に半分以上削れないとタイマンで負けるのを嫌って落とせませんでした。
終盤の竜の波動連打もよく使うんで、火力はこれで良かったと思います。

問題は素早さでした。
スカーフマンダの同族ゲーは別に落とす前提で動かすつもりでしたし、初手でカチ合ったときに威嚇の発動順で相手のスカーフの有無をほぼ確定できるため、その後の展開で有利に持って行きやすいと考えていましたが、問題は他のスカーフ族に抜かれることでした。
ジャパンカップ中、何度もサザンドラに抜かれたり、挙句の果てにはロトムとかなんかよくわからないマイナーポケモンとかいろんなのに抜かれました。
特に、サザンドラはこのパーティーで結構重いポケモンだったので抜かれてはいけない存在でした。
耐久に回しましたが、前述のフシギバナ、後述のロトムもキザン意識で速くしていて、キザン系統のパーティーに無理にマンダを初手に持っていく必要が全然なく、Sを落とした悪いところばかり目立ってしまったので反省です。



ギルガルド
165-x-170-101-170-93

以前はSを少し振っておくだけで大体のギルガルドミラーに勝てましたが、最近速いガルドが増えてきたのでこちらも速くしました。
身代わりガルドにとって、速ければ先に身代わりを貼って有利に様子見できるので、素早さは大事です。
Sに努力値を割くにあたり、身代わりのHPが41あると無振りロトムの10万ボルトを乱数で耐えたりなど、細かいところで恩恵があるのでそこは維持し、元々高いCを無振りサーナイトを確定で落とせるところまで削ってSに回しました。
Cを下げたことにより感じるデメリットは特になく、ミラー勝負もメインサブ合わせて1回しか負けなかったので正解だったと思います。
これ以上速いのは多分もう最速襷ギルガルドとかになると思います。

ここまで速くするなら、相手のギルガルドを倒すためにも珠を持たせたりするのもいいのかもしれませんが、メガフシギバナ構築にとっての最強のギルガルドはやっぱり食べ残しだと思います。
先発ボーマンダフシギバナで、威嚇をかけてからマンダを下げてガルドで受け、眠り粉をバラまきながらギルガルドで身代わりを安全に貼っていくという戦法が非常に安定していて強かったです。



ウォッシュロトム
156-x-143-134-129-127

リザードンを入れて、炎よりも水が欲しくなったのでウォッシュにしました。
実際、ここ最近になってプテラバンギラスが増えて、岩雪崩がよく飛んでくるようになったので岩弱点の火ロトムが使いにくいと感じていたことが大きいです。
フェアリー耐性や、対リザY、モロバレルギルガルドなど鋼の処理を評価されて火ロトムが増えているので、それに相性の良い水ロトムは強いです。

技は、ヒートロトムと違いキザンクチートをオバヒで焼けないことや、若干ガルーラもきついので命中不安に目を瞑って鬼火。
メガフシギバナを使う際も鬼火の定数ダメージとは相性が良いです。
配分はオボン持ちなのでHを偶数、火力はギルガルドの身代わりを確定で割れる数値、残りを殆どSに回しました。
これも、キリキザンに行動される前に鬼火を撒くためや、相手の眼鏡サーナイトよりも先に動いて10万ボルト+ヘドロ爆弾の集中で落とすためです。
眼鏡でなく、オボンサーナイトと戦う際にも、ロトムの10万ボルトが先に出るため、サーナイトがDにも振っていない限りはオボンを発動させずにこの集中で落とせるようにしました。
また、ロトムが先に動くことで、相手のギルガルドの身代わりを割ったあとにフシギバナで眠り粉を入れるという動きも意識してのことです。



ドサイドン
191-211-150-x-107-40

フシギバナの苦手なプテラファイアローなどの飛行タイプ、メガバンギラスなどに絶対的に強い存在。
また、防塵ゴーグルサンダーなども出てきたので、その解答にも。
とにかく流行りのポケモンに対して強いように感じました。

持ち物に関しては悩ましく、鉢巻を持たせればアームハンマーでガルーラを一撃で吹っ飛ばしたりなどもできて魅力的だったのですが、このパーティーで技を拘るのは立ち回りが難しくなり、ラムを持たせても発動機会が微妙、チョッキの守れないデメリットも辛い、など中々しっくりきませんでした。
なんか強い持ち物ないかなぁ?と聞いたところ、ユラニキに弱点保険を教わりました。
元々メガバンギラス地震で2発で倒す火力があったので、保険が発動すれば1発で倒せます。
ドサイドンは弱点も多いわりに、特性ハードロックのおかげもあって高火力の4倍弱点でない限りは簡単には落ないので保険ととてもマッチしていました。
Dをぶっぱすることでモロバレルギガドレインや、ギルガルドのラスターカノンを耐えて保険を発動させ、特にドサイドンを選出する1番の目的のメガバンギ系のパーティー相手だと、勝手に砂を起こしてくれるのでDが1.5倍になり、余裕で耐えて保険地震をぶっぱなせることが多かったです。
ガルーラもグロパンの養分としてドサイドンを殴ることが多く、グロパン程度の威力じゃ全く削れないし、ノーマル技も半減できるので対ガルーラの撃ち合い性能も高かったです。
保険ドリルライナーでメガガルーラは低乱数1発だったのがちょっと惜しかったですね。ほかにはガブリアスだと中乱数だったり。



相手の意表をつくこともできて、リザードンフシギバナどちらを選出してもわりと綺麗に噛み合う4匹で組めたと思うので使っていて中々楽しかったです。
真面目にメガ2枚構築を組んだのは初めてでしたが、メガ2枚の相性は、ある程度範囲が被っていたほうが使いやすいと感じました。
というのも、メガ2枚の役割を完全に反対にしてしまうと、相手に見たいポケモンが両方いる場合に、片方しか選出できないためどちらかに重くなってしまうことが多いからです。
今回のパーティーの場合、メガリザードンXとメガフシギバナはどちらも共通してロトムモロバレルに強い、などといった具合ですね。

このように、2メガ構築を組むときは、全く別の要素を持ちつつも、得意なポケモンにはある程度の被りがあったほうが構築を組みやすく、選出もしやすくなると思いました。


逆に、このパーティーで悪かったところは、フェアリーがいないことや遅いポケモンが多いためサザンドラに荒らされやすいこと。
また、リザードンを選出したときに、ボーマンダを失ってしまうと地面が一貫した挙句誰も上を取れないのでガブリアスがゲロ重になってしまうところですね。
そこらへんも意識してロトムには鬼火を持たせていましたが、ラムを持っているガブリアスが非常に多かったため辛かったです。
ボーマンダを大事に扱えばそんなこともなかったはずなのですが、変な耐久調整をしてSを落としてしまったため、謎のスカーフ襲撃を受けることが多く、序盤に死んでしまうことが多々あり最悪でした。


ジャパンカップは両ROM1800超えして、対戦数が余りまくっているにも関わらず、これで大丈夫だろうとやめてしまいレートが2足りないという後悔ありまくりの最悪の馬鹿をやらかしてしまい、もうカロスダブルで真面目に対戦することはないと思いますが、何か次のルールにも生かせたらいいなと思います。
予選も突破出来なかったパーティー記事でしたが、読んでくれた方はありがとうございました。