[カロスダブル]メガバナスタン
ASIA CUP SPRING 2014 3位
↑の日本代表決定戦 優勝
第4回北陸オフ ベスト16()
これらを成し遂げた構築、見たけりゃ見せてやるよ(迫真)
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|---|
ボーマンダ | 流星群 | 竜の波動 | 大文字 | ストーンエッジ | 威嚇 | 拘りスカーフ |
ガブリアス | ドラゴンクロー | 地震 | 岩雪崩 | 守る | 鮫肌 | ラムの実 |
フシギバナ | ギガドレイン | ヘドロ爆弾 | 眠り粉 | 光合成 | 葉緑素→厚い脂肪 | フシギバナイト |
ロトム火 | 10万ボルト | オーバーヒート | 電磁波 | 守る | 浮遊 | オボンの実 |
マリルリ | 滝登り | じゃれつく | アクアジェット | 馬鹿力 | 力持ち | 突撃チョッキ |
ギルガルド | シャドーボール | ラスターカノン | 身代わり | キングシールド | バトルスイッチ | 食べ残し |
※実数値は特にSが微妙な奴が多いので非公開にします。
<概要>
スペシャルレートのルールが変わり、カロスダブルになった頃、俺はリアルのほうが忙しくてポケモンに全然手をつけれませんでした。
無事卒業論文を提出し、シーズン1でも愛用していたアローガルーラ軸の無難なパーティーを作り、いざカロスダブルに挑戦してみると中々勝てません。
何度か対戦してみて追い風が使い辛いことや、他の方のブログを見て、カロスダブルは従来と比べS操作の必要性が薄く、個々の相性を押し付けやすいルールだということがわかりました。
この感覚は、どちらかというとシングルバトルに似ているような気がしたので、シーズン1シングルで最も綺麗な並びだと感じていたメガフシギバナ、ヒートロトム、マリルリの3匹を軸にパーティーを組むことにしました。
この3匹はそれぞれ草、炎、水とポケモン伝統の御三家タイプであり、相性補完が素晴らしいです。
そこに、環境中心のガブリアス、最強メガシンカのガルーラ、リザードン、クチートに強くなるようボーマンダ、ガブリアス、ギルガルドを入れて完成しました。
メガフシギバナを選出できない場合でも、他のポケモンたちの種族値が高いので大きく数値負けすることはないと思います。
ガルーラ構築でもよく組まれているボーマンダ+ギルガルド+マリルリの並びは現時点でカロスダブルのスタンダードな構築の結論と言ってもいいのではないでしょうか?
特に目立った火力もなく、相手を圧倒するような強さはありませんが、耐久の高いポケモンが揃っていてそれぞれの相性補完も美しいのでそう簡単には崩れない硬いパーティーに仕上がったと思います。
やりたいことをやるパーティーではなく、相手の勝ち筋を潰すパーティーなので扱いは難しいですが、苦手な相手はいれど絶対無理な構築というのも中々ないので安定感はあると思います。その分、負けるときは大抵プレミか糞運になるので使っているとストレスは溜まりますがw
作ってすぐに回したレートでは勝ったり負けたりパっとしない勝率でしたが、ある程度使い慣れてからは意表を突かれない限りまぁまぁ勝てて、アジアカップで結果を残すことができました。
ただ、40秒で正解を見つけるのが非常に難しいため、レーティングには全然向いてない構築だと思います(´-ω-`)
<単体考察>
NNはまどかマギカ叛逆の物語の偽街の子供たちで統一してみました。
ボーマンダ NNイバリ
カロスダブル最強の一角です。相手のガブリアスにそこそこ安定して後出しから倒せる数少ないポケモン。
物理が強い環境で威嚇が欲しい場面は多いので、選出の機会は非常に多いです。
技構成に関しては、必須と考えているドラゴン技2つを確定とし、炎技はやや命中が不安ですがメガルカリオを一撃で仕留めたり、ギルガルドを半分削れる大文字を採用。
最後はワイドガードを気にせず、威嚇が入ってもメガリザードンYを倒せるストーンエッジと✝王道を往く✝構成になりました。
配分は、火力、耐久、素早さどれも欲しいのでずっと迷っていますが回答が出ませんw
立ち回りに関しては、威嚇がとにかく強いので出来るだけ温存して長持ちさせたいです。
受けられたり起点にされる可能性が高く、10%の外しで発狂したくないので流星群は出来るだけ撃たずに序盤は威嚇をバラまいて、終盤に竜の波動でトドメを刺していくのが安定しますね。
ギルガルドとマリルリという強力な受けポケモンが2枚あるのでマンダミラーとか不毛な戦いはしません。
NNは体が青くて顔がスネ夫みたいなのでイバリにしました。
ガブリアス NNガンコ
ボーマンダと並ぶカロスダブル最強の一角です。5世代で猛威を奮っていたクレセラティボルトランドがいないんだからそりゃ強いわな。
メガフシギバナを軸に構築を組む際、フシギバナがメガシンカポケモンでありながら、メジャーなメガシンカ3体のガルーラ、リザードン、クチートに弱い(リザクチは周り次第で勝てますが)ので、それら3体に強い一般ポケモンとして採用。
最初は全体的に火力が不足していてそれを補うためや、メガガルーラを2発で倒せることを評価し命の珠を持たせていましたが、ガルーラは鮫肌や捨て身で削れていることが多く、相手の攻撃をギリギリ耐えたのに珠ダメで死んでしまったり、味方のメガフシギバナを巻き込んで地震を打ちたくなる場面がたまに出てきたりと、珠のデメリットばかり気になりました。
そこで、パーティー全体の催眠耐性が弱いことや、ガブリアスに対して鬼火が飛んでくることが多かったのでラムの実を持たせました。
技構成に関してはもう✝王道を往く✝ドラクロ地震岩雪崩守る、これしかないでしょう(確信)
岩技に関しては岩石封じなんかも面白いと思いますが、やはりガブリアスのS102から撃つ岩雪崩はそこそこ糞ゲーを狙えるため強いです。
NNは頑固そうでありながら、名前とも合ってるのでガンコに。♀なら尚良かったですね。
フシギバナ NNネクラ
構築の軸であるポケモン。メガシンカするとめちゃくちゃ硬いです。
特性厚い脂肪のおかげで弱点が2つしかなく、飛行とエスパーはあまり使い手がいないのでとても粘り強いです。その粘り強さはファイアローのいない構築に対して真価を発揮します。
鉢巻ファイアローのブレイブバードでもない限り確実に一撃で落ちるような攻撃がないため、集中されなければ光合成で負けません。
技構成は、タイプ一致技でメジャーな水ロトムに効き、回復効果が自身とマッチしているギガドレイン、交替でのダメージ蓄積や定数ダメージをカバーし相手を詰ませることができる光合成がまず確定。
次に、いくら耐久があっても放置されては意味がないので幅広い相手に負担をかけられる眠り粉、最後に鋼への打点のめざめるパワー炎も捨てがたいですが、炎タイプに対しても殴りたい場面がそこそこあったり、サーナイトに効果抜群で通ることが大きいと思いヘドロ爆弾を採用しました。
ボーマンダやサザンドラ、ヌメルゴンに対しても回復を挟みながらの殴り合いで勝てるので、これしかないと思います。
ギルガルドに身代わりを貼られると何も出来なくなるのでそこは周りのポケモンでカバーします。最悪眠り粉で誤魔化してしまえば交替で間に合うので75%はどうにかなります。
立ち回りに関しては、選出画面でメガフシギバナへの打点が弱いと感じたら積極的に出していき、詰ませる展開を狙います。
1匹しかメガバナへの有効な打点を持っていないパーティーもそこそこあるので、その1匹を倒してしまえばほぼ勝ちの有利な展開が望めます。
眠り粉は強力な技ですが命中75は信用ならないのであまり大事な場面では使いたくありません。有利対面で交替先へも見越して撃つのがとても効果的です。
ドーブルのダークホールと比べると命中も範囲も劣りますが、バナの長所は自身の高耐久による試行回数なので、出来るだけ少ないリスクで眠り粉を使える機会を増やしたいですね。
NNは体の色合いもやることも根暗なのでネクラしかないでしょう。
ロトム NNワガママ
メジャー所に対して優秀な耐性を持つポケモン。安定感では水ロトムに劣りますが、フェアリー耐性、リザードンY耐性はピカイチです。
主な役割は補完で、フシギバナの天敵ファイアローの攻撃を受けたり、ドラゴン2枚に飛んでくる氷を受けたりと基本タイプ相性を生かした受けばかりです。
攻撃面は、打点が不足するギルガルドを大きく削れる点を大事にしていきたいです。対クチートは圧力だけかけて、大抵他でなんとかなります。
安定した攻撃技である10万ボルト、鋼へのオーバーヒートは確定として、変化技には鬼火ではなく電磁波を仕込みました。
物理ばかりで鬼火が非常に刺さる環境ですが、後攻鬼火では手遅れなことが多く、雪崩怯みなどで失敗する場面も多いので自分はロトムの鬼火はあまり高く評価していません。雪崩抜群でない水ロトムならマシですが。
パーティー全体が中速に固まっていてSサポートを生かしやすいことや、最後に麻痺らせた相手をメガバナで光合成連打で粘り勝つ動きが狙えるので合ってると思います。
最後に鬼火を入れて状態異常2枚も考えましたが、守りたい場面も多かったので無難に守るにしました。
交替での被弾回数が多いことや、メガガルーラの猫騙し+捨て身タックルを耐えるためオボンは必須です。
NNは待機状態の動きがうるさいことや、種族値が足りず努力値配分が悩ましいことでワガママ。
マリルリ NNマヌケ
ボーマンダを完璧に受けることが出来る優秀なタイプを持つポケモン。このパーティーでは使いませんが、腹太鼓+アクアジェットの全抜き性能も恐ろしく、見せ合いにいるだけで相手に圧力をかけられる嫌なポケモンです。
メガフシギバナだけでは負担が大きく不安が残る雨に強く、怯みさえなければメガプテラやメガバンギラスなどを見ることができます。
意識している立ち回りでは、持ち前の耐性と火力を生かしてサイクルを回し、相手にダメージを蓄積させたいのですが、安定のオボンはロトムに取られています。
最初は、威嚇を入れられてもドラゴンを一撃で倒したり、メガプテラを乱数1発で上からアクアジェットで縛れることを評価し拘り鉢巻を持たせていましたが、技を撃ち分けたいことが多い、アクアジェットで拘ると隙が大きいなど不満ばかりだったので却下に。
プテラの横にいる水ロトムが眼鏡を持ってマリルリを一撃で落としにくることがあったりしたため、これを耐えるために突撃チョッキを持たせてみました。
これにより、メガライボルトの前でも強気で動かせたり、火ロトムへタイマンで勝てるようになったりなど美味しいことが多かったです。
メガリザードンYのソーラービームを耐えれるところも大きいですね。
デメリットの変化技(まぁ守るしかないですが)を使えないことも、滝登り、アクアジェット、じゃれつくは確定として、パーティーのメガバンギラスへの有効な打点が他にないことを考えると馬鹿力も欲しくなることからあまり苦に感じませんでした。
本来縛られているような場面で強気に動かすことができ、マリルリ無視など相手の深読みも誘えるので非常に強かったです。
NNはなんかまぁマヌケ面してたんで(適当)
ギルガルド NNレイケツ
鋼ゴーストの優秀な耐性を誇るポケモン。さっきから優秀な耐性ばかり連呼してますねw
ボーマンダとの相性補完が素晴らしく、マンダは流星群を撃ったあとなど引っ込めたい場面が多くなるので後発にいると重宝します。
逆にギルガルドへの炎、地面技をマンダで受けることができるので最高のパートナーです。その分相手にも交替を読まれやすいので注意が必要ですが。
また、ガルーラの攻撃を安心して受けられるポケモンが殆どこいつくらいなので、受け回す構築では必須クラスです。
こいつも打点が限られていて残飯回復があるので相手を詰ませにいくことが狙えます。
メガフシギバナとの2枚耐性で、誰を倒せばどちらで詰ませられるかを意識して立ち回ります。
そういった動きがしたく、中速高耐久パであるためこれまであまり意識していなかったトリパにも強くするため、身代わりと食べ残しを持たせました。
シャドーボール、キングシールドは確定として、最近増えているキリキザンに一矢報いることができたり対バンギ、ガルーラを意識すると聖なる剣のほうがダメージが入りますが、メガプテラを一撃で落としたり、6V厳選がめんどくさいことから、やっぱり僕は✝王道を往く✝ラスターカノンを選びました。
NNは鉄で冷たそうだしレイケツですね。
ご覧の通り、最初に軸として決めたフシギバナ、ロトム、マリルリ以外は全て技構成も持ち物も使用率上からとった✝王道を往く✝パーティーになってしまいました。
読まれやすいとか言ってもなんだかんだ使用率の高い技、持ち物にはそれだけの理由があって、周りと合わせてしっかり使いこなせれば最も強いと思います。
選出では、ボーマンダ+フシギバナの初手が若干多いとはいえ、全てのポケモンに先発後発の可能性があり、立ち回りが非常に幅広い正しくスタンパーティーと言えるものになったと思います。
考えることが多めでプレイヤーの負担が大きいのでオススメはしませんが、見てくれた方ありがとうございました!
概要にも書きましたが、レーティングにミスマッチすぎるので、ジャパンカップまでにはレート向けな思考停止気味のゴリゴリ押していく構築を作れたらなーと思います。