クリスマスカップ

2012/12/21-24に行われたクリスマスカップの結果です。
禁止伝説が全て解禁の制限無しという今までにないルールでとても面白かったです。
今回だけでなく、出来ればまたこのルールで対戦したいものです。

2010のGSルールも自分は未体験で、伝説有りの対戦は初めてでしたが、情報収集してそれなりに考えて、以下の構築で出場しました。
ただ、普段伝説ポケモンを集めていなくて、ギリギリになってARサーチャーやハイリンク乱数などで個体を集めたので、結局間に合わずに妥協したり努力値振りミスがあったのが心残りです。


結果
45勝7敗
レート1801
74位/26405


ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
カイオーガ 潮吹き 吹雪 ハイドロポンプ 拘り眼鏡 雨降らし
ルンパッパ 猫騙 草結び 宿木の種 守る 食べ残し すいすい
ディアルガ 流星群 火炎放射 トリックルーム 守る ドラゴンジュエル テレパシー
パルキア 亜空切断 流星群 守る ハバンの実 テレパシー
アルセウス 神速 地震 剣の舞 守る 命の珠 マルチタイプ
トゲキッス この指とまれ エアスラッシュ 電磁波 トリック 拘りスカーフ 天の恵み

詳細は採用順で


カイオーガ
175-X-111-222-160-142
CSぶっぱ
火力
雨時H252アルセウスを眼鏡潮吹きで最低乱数以外1発
晴れ時H252グラードンハイドロポンプで最低乱数以外1発(吹雪ダブルダメも同様)

素早さ
無補正最速

今回アルセウスが解禁ということで、おそらく最も注意しなければいけない。
ノーマルアルセウスだけを対策するならオリジンギラティナや、格闘タイプ、威嚇などで対応できるが、霊アルセウスなどを考えると全然対策になっておらず、見せ合い時には何タイプかわからないので非常に厄介。
基本的に受けることは無理と考え、潰す方針で考えてみると、カイオーガが拘り眼鏡を持って潮吹きをすればノーマルだろうがゴーストだろうが一撃で落とせることに気付く。
その上、カイオーガは本来アルセウスの珠神速で縛られるポケモンなので、アルセウスを誘いやすいことから、こいつ中心に組むことに決めた。
配分は、アルセウスを倒すためにCは極振りで、性格も控えめで補正をかける。
残りは耐久に振っても良かったが、振って耐える攻撃も思いつかず、そもそもカイオーガに出来るだけ被弾させずに立ち回ることを目的にしていること、無振りアルセウスのSが140だったり、中速の一般ポケを押さえつけたり、ミラーを考え素早さに振って無補正最速に。
基本潮吹きでアルセウスなどを倒しに行くが、どうしても動く前に攻撃を受けそうな場合や、ワイドガード対策のために濁流ではなくハイドロポンプを採用。
吹雪はハイリスクだが、晴れ時でもグラードンを高確率で落とせたり、苦手なギラティナにいいダメージが入る。



トゲキッス
191-X-116-140-136-145(C4振り忘れ)
耐久
16n-1
補正有りミュウツーのジュエルサイコブレイク乱数上2つ以外耐え
補正無しキュレムの吹雪高乱数耐え

素早さ
最速

カイオーガアルセウスを相手にする場合、飛んでくる神速からカイオーガを守らなければ潮吹きは使えない。
猫騙しでは、アルセウス1匹しか止めれず、隣をフリーにしてしまうため、この指キッスを採用。
第5世代から、猫騙しの優先度が上がり、この指と同じなので素早さ順に動くため、キッスより速いコジョンドやミュウの猫騙しを確実に吸い込めるように拘りスカーフを持たせた。
案外スカーフは警戒されず、コジョツーや、ミュウアルセが猫騙しを打ってくれるので、カイオーガの眼鏡潮吹きは決まりやすかった。
超レアなミュウアルセが悠長に猫剣舞をしている間に潮吹きで2匹とも吹っ飛ばすのは爽快でしたw
コジョツー相手の場合も、ミュウツーが珠だったり臆病の場合は、猫騙しのダメージを合わせても乱数でキッスが生き残る可能性もあって、上手く行けば初手から4対2。キッスが集中に耐えられなくても3対2の状況を作り出せた。
残りの技は、格闘や、ユキノオーに相性が良く、キッスの代名詞とも言えるエアスラッシュ。最悪スカーフエアスラで糞ゲーに持ち込めますw
そしてギラティナやルギア等厄介な耐久お化けを封じるトリック。
最後に神秘の守りと迷いましたが、カイオーガのサポートや自身のエアスラとの相性の良い電磁波を選択。



アルセウス
223-187-126-X-140-147 さみしがり
火力
剣舞珠神速で無振りWキュレム高乱数1発
それ以下の物理耐久伝説は確定1発
剣舞地震でH252ディアルガ高乱数1発

耐久
補正有りディアパル、補正無しWキュレムのx1.5流星群を最高乱数以外耐え
意地っ張り理想個体ならA252テラキオンインファイト確定耐えなど

素早さ
最速81族抜き

せっかくアルセウスが使えるルールで、せっかく剣舞のためのサポートとして優秀なトゲキッスがいるので採用。
カイオーガの攻撃の通りにくいパルキアキュレムなどを剣舞珠神速で縛れるので攻撃面で相性が良い。
3日前からハイリンク乱数で粘っていたが、何度やってもさみしがり個体か、意地っ張りの1seedズレしか出なく、金曜の18時になっても理想個体が出なかったので妥協(´・ω・)
上位者のアルセウスの性格の使用率はさみしがり1.7%だったので、誰か俺以外にも妥協した人がいたのだろうw
妥協によって物理耐久が下がり、格闘タイプや、ホウオウグラードンあたりを相手にする時に不安を残した。
コジョンドのけたぐりでも最高乱数をひかれると落ちてしまうのがなんとも情けない。
しかし、剣舞珠神速の性能はやはり半端なく、キッスのこの指やルンパの猫騙しでサポートしながら積んだり、初手キッスオーガで相手を削りながら後発で出して神速でとどめを刺していく立ち回りがものすごく強かった。
ミラー意識で出来るだけ素早さに振ったが、ディアルガ相手に地震を耐えられることがあったので、素直にA252振りでよかったかもしれない。
素早さに依存せずに使えるため、トリパ相手にも腐ることがなく、まさに万能の神。



ディアルガ
207-X-141-209-129-114
火力
H252ディアルガをジュエル流星群で確定1発

耐久
C252パルキアの亜空切断を最高乱数以外2耐え(急所耐え)

素早さ
無補正バンギ抜き

基本的に潰す方針とはいえミュウツーサイコブレイクや、アルセウスの神速などを交替で受けれるポケモンが欲しい。また、オーガアルセで倒し辛いギラティナを見るために採用。
ドラゴンに弱点をつかれないドラゴンなので、伝説戦でとても心強い。
基本後発だが、霰パ相手にはノオツー、ノオキュレムどちらにも強いので先発で出していく。
ディアキッス、また、カイオーガにも鉄球の択があるため、こいつがパーティーにいることでトリパに見えなくもなかったり。
相手のディアパルギラティナを倒すために火力、耐久を配分し、ミラーで先に動けるよう残りをSに振った。
キツキツなので定数ダメや、相手の耐久調整に若干不安がある。
技は流星群をまず確定とし、サブ技はこのルールで抜群をとりやすい波動弾と迷ったが、対ノオーナットヌケニンなどを意識して炎技。大文字の威力が必要な相手が思い浮かばなかったので命中安定の火炎放射を採用。
残りはトリックルームと守る。
全体的に中速のポケモンで固まっているので、相手が速いポケモンばかりだったり、追い風を使ってきた時に役に立つ。後出しで決めるのは難しいが、トリル返しが出来たらいいな、程度に。
特性は、一応アルセウス地震を撃つのでテレパシー。



パルキア
191-X-121-176-141-167
火力
H252カイオーガを雷で超高乱数2発
H252Wキュレムを流星群で高乱数1発

耐久
C252ラティオスの眼鏡流星群をハバン込み確定耐え
補正有りグラードンの+2地震を確定耐え
補正有りミュウツーのジュエルサイコブレイク確定耐え

素早さ
最速

ディアルガだけではまだまだギラティナが不安なことと、スカーフでないWキュレムを上から縛れ、カイオーガ耐性を上げるためにパルキアを採用。
ドラゴン技が飛び交うことが予想され、敵のドラゴンがスカーフであった場合も安定して動けるよう持ち物はハバン。
基本腐ることが少ないので選出の機会は多い。
対瞑想ギラティナなどを考えるとドラゴン技は連発出来る亜空切断が欲しいが、強化アイテム無しの亜空だと無振りWキュレムですら落とせないので流星群と両立。
技スペースを圧迫してしまったが、水技は若干通りにくいルールであり、カイオーガがいるのでそこまで必要なく、炎技、波動弾も特に欲しくなる場面はなかったので正解だったと思う。
配分に関しては、霰などの定数ダメージを受けることが多いと見て、HPをキリのいい16n-1まで増やして耐久調整に余裕を持たせたが、その分火力が減って、ディアルガに対する亜空のダメージが少し足りないこともあったのでどちらが良かったかはわからない。
ミュウツーのジュエルサイコブレイクをも耐えるので、HP満タン状態でいきなり縛られることはほぼないので安定して行動できたが、亜空切断の命中95%はやはり気になった。
特性は、アルセウス地震を考慮しテレパシーにしたが、アルセウスと並ぶことはそれほど多くなく、初手でWキュレムと対面することが多かったため、スカーフかどうかを判断出来るプレッシャーのほうが良かったかもしれない。



ルンパッパ
177-X-91-120-121-134
火力
H252カイオーガを草結びで最低乱数以外2発

耐久
16n+1
補正有りグラードンの+2地震(=岩雪崩)+補正有りディアルガの龍の波動耐え

素早さ
最速

上5匹が決まり、辛い相手を考えていたらグラードンワタッコが重いと感じたので、その他様々な場面でも猫騙し持ちが欲しい場面が多く、カイオーガと相性も良いのでルンパッパを採用。
初手キッスオーガ意外にもオーガルンパという最メジャーな形もとれるようになった。
まず、対グラカイのため草結びは必須。
それ以外の伝説に対しては、火力増加アイテムを持たせない以上こいつじゃ火力不足なので、パーティー全体を見てもヌケニンに対する打点がディアルガの火炎放射しかないことからも宿木が確定。
ラストは猫読みで守られる時に強く、宿木とも相性の良い身代わりも欲しかったが、やはり守るは必要だと思った。
それなりに活躍したが、GSよりも更に火力がインフレしたルールなので、食べ残しが4回も発動する機会が殆どなかったことから、持ち物は失敗だった。
素直にオボンにするか、草のジュエルにしてカイオーガを1発で落とせるようにするのも有りだったと思う。
配分に関しても、なんとなく最速にしてしまったが、雨が降っていればミラー以外抜かれることもまずないので、スカーフオーガ抜き辺りに抑えて耐久をもっと厚くすれば良かったと思う。


パーティー単位で見ると、水耐性持ちが4匹で、トップメタのカイオーガにかなり強い構成。
また、アルセウスに弱いポケモンが多く、かなり誘いやすい構築になっているので、初手にアルセウスorミュウツー&コジョンドといった並びを置いてくる相手が多く、そいつらをキッスオーガで吹っ飛ばすことで1ターン目から4対2の状況を作ってほぼ勝ち確状態に持っていけたりとかがかなりありました。
低レート相手はキッスオーガで思考停止A連打だけで勝てたりもしたので、疲れがたまらず、潮吹きの命中も100なので、かなりWi-Fi大会向けな構築だと思います。
あまり不利な相手に当たらなかったこともありますが、敗因の殆どが急所なり氷なり負けん気ドーブルに避けられまくる(笑)とかいったものだったので満足してます。アルセウスを妥協したこと以外は。
今後、全国ダブルでもこのような火力で押していくパーティーを作ってみたいものですね。
読んでくださった方、ありがとうございました。